私は印西市（原山）で妻と結婚、子どもを授かり、共働きで育て、暮らしております。末の子は今年の春、市内の小学校に入学もしました。また市内で保育園を運営し、子育て支援にも取り組んでおります。
　さらに昨年からは、市内各地で黄色い旗を掲げ、黄色いジャケットを羽織って政治活動もさせて頂いております。２年目に入ったこの活動を通して、市民の皆様の中へ飛び込んでいくことで、多くのことを見、聞き、教えて頂きました。印西市の課題や、それを乗り越える未来について一緒に考え、議論もさせて頂きました。　印西市は現在、その立地や交通利便性、安定した地盤や電力網から多くのデータセンター、物流施設が進出、経済発展が今も続いております。そしてニュータウンエリアを中心に子育て世代が多く流入することで人口も急増しております。しかしその発展に伴い、学校の教室不足、産業施設の乱立による市内生活環境の悪化など、多くの問題が顕在化しております。
　また印西市は千葉ニュータウンと称されるようにニュータウンとして整備、発展してきました。ニュータウンはその成り立ち上、同世代（主に子育て世代）が一斉に入居することによって居住世代の隔たりが大きく、２０年後、３０年後に、街ごといっきに高齢化するという構造的なリスクを抱えています。すでに初期エリアでは高齢化の問題が深刻化しており、それは現在の子育て世代である私たちの未来でもあります。
　これらの印西市の課題を、そして未来を、これまでの延長上にいる政治家に任せて良いのだろうか。
　人口、経済の中心はすでにニュータウンエリアに移り、時代は動いています。しかし、政治、行政の中心は変わらないままです。ある市民に言われました。「印西市では歴史あるエリア出身じゃないと市長には通らないんだよ」と。本当にそうでしょうか。旧態依然とした変わらない、いわゆる「地元」政治家、さらには親から受け継ぎ家業になっている、「世襲」政治家。市民はこの枠組みからしか選べないのでしょうか。

次のリーダーはニュータウンから。